プロジェクト:NanoTerasu連携
仙台には、3GeV高輝度放射光施設 NanoTerasu があります。私たちは、そこで得られる計測データを、撮るだけでなく理解するための解析基盤をつくっています。

取り組んでいること
ひとつは、X線CTの画像再構成の高速化です。計測から画像ができるまでの時間を縮め、実験中に結果を確認できる状態を目指します。もうひとつは、CT画像から意味のある領域を自動で抽出するAIの設計です。放射光イメージングの研究グループと連携し、材料の破壊が始まる箇所などを、人が見落とす前に示すことを狙っています。
なぜ取り組むのか
計測装置の分解能は上がり続けていますが、撮れた画像の意味を読み取る部分は、いまも研究者の経験に頼っています。ここが詰まると、施設の性能が成果に結びつきません。計測と計算をつなぐことで、NanoTerasu で得られるデータの価値を引き出すことを目指しています。
主な取り組み
- 位相コントラストCTの画像再構成の高速化
- Transformer の self-attention を応用したCT画像の意味抽出
- 大規模並列計算によるCT解析パイプラインの構築
- 計測データの manifold 学習(多様体学習)のイジング化の検討(NanoTerasu のデータもその適用先)
キーワード
放射光 / NanoTerasu / X線CT / 画像再構成 / 意味抽出AI